アルギニンとシトルリンの基礎知識
アルギニンとは、体内で合成可能な非必須アミノ酸11種類の内のひとつです。大人になると体内で生成できますが、子供は自己生成できないため経口摂取が必要で、その性質から準必須アミノ酸とも呼ばれています。アルギニンの働きには、成長ホルモンの分泌を促す作用があります。また、免疫力の向上により感染症や怪我などの回復に働きかけます。その他、アンモニアから尿素を作り出す尿素回路に使われ、アンモニアを解毒します。この時に一酸化窒素が作りだされますが、この一酸化窒素には血管をしなやかにして広げる効果があります。このような効果があるため、肥満改善やメタボリックシンドロームの改善、アンチエイジングに利用されています。シトルリンもアミノ酸の一種で、体内で作られ尿素回路を構成する化合物で、スイカから発見さました。シトルリンとアルギニンは体内でお互いに強く関わりあい、変換する事でお互いを生成します。アンモニアを解毒する尿素回路においても行なわれています。そのため、アルギニンと同様シトルリンも血管の健康維持に欠かせない成分となっています。食品からの摂取が理想ですが難しい事も多いので、単独や両方含有しているサプリメントを健康維持のために利用する事がお勧めです。